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オープンキャンパス便り [教育]

今日、大学のオープンキャンパスがありました。幸い好天にも恵まれ、大勢の方にお越し頂けました。大学としては、高校生の方に将来進学先として是非希望してもらえるように、かなり熱が入っていました。
わが研究室では、「携帯電話の中身を知ろう」というテーマで、携帯端末・基地局用のマイクロ波通信デバイスを展示するとともに、目玉として無線電力伝送のデモ実験を行いました。共振型無線電力伝送.jpg
システムは2種類あり、ひとつは共振型無線電力伝送。2つのコイル共振器間の電磁結合を利用して電線でつながっていない電球を光らせるものです。こちらのほうは何度かデモをしたことがありますので、今回も無事に終了しました。もう一つは、移動型無線電力伝送。マイクロ波の線路から非接触で電力を受け取り、おもちゃ電車を走らせるというもの。直前までなかなかうまくいかず、前日にやっと完成してほっとしたのもつかの間。展示会場に運び込んでいざ走らせようとすると、電車君の機嫌を損ねたようで素直に走ってくれません。何度か修理と調整を繰り返したのですが、来場者が来る前には走ったものの、直前で再びダウン。結局ビデオを流すことにしました。
IMGP0010.jpg
大変な一日でしたが、なんとか皆さんには関心を持ってもらえたようで無事終わりました。次回は、8月25日にありますので、次の機会には絶対リアルなデモ実験を成功させたいと思っています。

大学1年生への研究紹介 [教育]

私の学科では、大学1年生向けに基礎セミナーという科目があり、その中で各先生方が自分の研究分野に関してレクチャーする機会がある。90分の授業で二人ずつレクチャーするので、ひとり45分間で研究分野の話をする。私は、先週、「マイクロ波通信デバイスの研究」というテーマで講演を行った。内容は、私が企業時代に手掛けた携帯電話端末、基地局用のデバイス開発の話や、携帯電話の歴史の話、そして大学に移ってからの研究テーマについて話をした。
最近の大学生は、携帯・スマホが身近にある中で育ってきているが、携帯以前は自動車電話の時代があったこと、携帯と言われる最初の端末が1989年に現れてからまだ20年余りしか経っていないこと、その間に小形化に伴う目覚しい技術革新があったことを始めて知った学生が大半で、非常に新鮮であったようだ。
また、マイクロ波という電波が、携帯やテレビだけでなく、家庭にある電子レンジに使われていたり、テレビの天気予報で見る気象レーダーもマイクロ波を使っていて、どうもそれが自分の入学した電子情報学科で勉強する内容に関連しているとわかって俄然やる気を持ってもらえたようである。
講演に対する感想をレポートで出してもらったが、その中で学生たちは、「私が企業時代に自分で開発した部品の搭載された携帯が、国内のみならず世界中の電気屋さんや電話屋さんの店頭に並ぶのを見てわくわくしながら仕事をした」という話に大変共感してくれ、是非、自分も将来そういう仕事をしてみたいと多くの人が書いていた。
彼らはこれまで、勉強というと、教科書や問題集とにらめっこして試験の点数で評価されるということしか経験していないが、「勉強すると自分の夢がかなえられる」、「勉強が社会の役に立つ」ということを始めて具体的に知って、彼らなりに考えるところがあったようである。われわれも教育に関しては、単に講義を行うだけでなく、その勉強がどういうことに役立つのか、もっと具体的に自分の経験を基にして学生たちに話をしていくべきであると強く感じた。
タグ:仕事 大学 教育

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