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学生たちの人生最初の就活 [教育]

就職を希望する4年生の就活がだいぶ進み、一部の人は内定をもらってきている。学生たちは、少しでも良いところに就職するために大変な努力をしているようである。しかし、その良いところというのは、一体どんなところであろうか。先日、あるオンライン雑誌にこんな記事が載っていた。
http://president.jp/articles/-/6231
それによると、最近の学生は転職できる会社かどうかという基準で就職先を探しているようである。
私が大学を卒業して就職した頃は、終身雇用が当たり前で、就職の時に転職を考えるなどということは想像も出来なかった。つまり、就活は一生に一度きりやれば十分であり、それ以上考えることは何も無かった。私が就職した会社も、創業者が会社の経営がいくら苦しくても絶対にリストラはしないという、良い会社であった。一度就職すれば、定年退職するまでの約40年間は安泰のはずだった。
しかし、ITバブル崩壊後に赤字経営に陥り、創業者が絶対にやらなかったリストラを早期退職制度という名の元に断行したのである。それで終わりであればまだ良かったのであるが、また10年後にさらに深刻なリストラをやらざるを得ない状況に陥っている。日本の国策会社と言われた日本航空でさえ、リストラをせざるを得なかったのであるから、普通の民間企業なら普通にありうる話である。
かつて、産業の主役は約30年で交代すると言われてきた。戦後の日本を見ても、繊維、造船、鉄鋼とかつての花形だった産業が約30年間の繁栄の後、主役の座を降りている。最近の時代の移り変わりのスピードを見れば、それが20年になり、15年になっているように見受けられる。
すなわち、一度就職しても、20年後、最悪15年後にはリストラの憂き目にあい、再び就活をしなければならない可能性は極めて高いのである。このブログのタイトルを「人生最初の就活」としたのは、2度目、3度目の就活の可能性が極めて高くなってきているということを言いたかったからである。
一度目の就活は、大学というブランド名と、そして何より若い新卒という魅力で、いくら就職戦線が厳しいとはいえ、引く手あまたである。これに対して、2度目、3度目の就活は、業績不振の会社をリストラされ、或いは会社が潰れての就活であるから、最初から負のブランドを掲げた苦しい戦いである。前職で地位が高ければ高いほど、あなたのマネジメントが悪かったから会社が傾いたと色眼鏡で見られかねない。
それでは、将来のこのような状況に対して学生たちはどのようにすればいいのであろうか?答えは、簡単である。それは、付け焼刃ではない、真の実力を身につけることである。一度目の就活は、表面を取り繕えば何とか誤魔化せるかもしれないが、メッキは剥がれるものである。真に実力があれば、恐らくライバル企業から、是非うちに来て欲しいというお誘いの声が掛かるであろう。学生たちには、是非がんばって欲しいものである。
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